自分の人生を生きたいという欲求の芽生え

自分の意見がない。自分の気持ちが分からない。

時間が過ぎるのをただただ待ち続けて、

人との会話は、“こう返したら正解かな”とか相手が言って欲しそうな言葉で返して、

自分の返答が正解か間違いか顔色を見て、一瞬でも表情に影が見えたら私の心と頭の中は不安でいっぱい。

変な人だと思われた、嫌われた、何て答えれば正解だったんだろう。

そんな思考ばかりが頭を支配して、不安で体が動かなくなる。

嫌な気持ちにならないでほしい。という不安を超える恐怖に支配されていた。

その一方で、もうこんな人生は嫌だ。変わりたい。もっと楽しく生きたい。自分の為に時間を使いたい。

という感情が何度も何度も繰り返し湧き上がってくるのを感じていた。

でも、そういう心の叫びを知っていながら、どうすることもできなかった。

自分に自信はないし、具体的に何をすればいいのかわからない。

人間関係についての本とか読んでみても、結局は何も変わらない。

諦めて、自分を抑えながらずっと生きていくのか。

他人は楽しそうに笑っているのに、私は暗くて寂しくて、、

必死で頑張っているはずなのに、いつも違和感を感じながら生きていた。

30才を目前にして、ずっとこのまま生きていくのか。

10代の頃は大人になればきっと変わる!って楽しい未来を思い描いて、

20代になれば、目の前のことにいっぱいいっぱいで余裕がなくて、

29才の今、このままだと何も変わることなく時間だけが過ぎていくということを実感して、

「それは絶対に嫌だ」と「自分の人生を生きたい」と強く思った。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次